ディオールの旧柄キャンバス製ショルダーバッグを正面から撮影した写真

ディオールとは?歴史・New Look・代表作を解説

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この記事でわかること

  • 1946年、クリスチャン・ディオールがパリのアヴェニュー・モンテーニュ30番地にメゾンを構えました。
  • 1947年の最初のコレクションで発表したCorolleとEn 8のラインが、New Lookという呼称につながりました。
  • 構築的でありながら曲線を生かすシルエットと、カナージュなどの反復意匠が特徴です。
  • 現在はファッション、バッグ、ジュエリー、時計、ホーム、フレグランス、メイクアップ、スキンケアまで展開しています。
ディオールの旧柄キャンバス製ショルダーバッグを正面から撮影した写真

BRAND ENCYCLOPEDIA

ディオールは、クリスチャン・ディオールが1946年にパリのアヴェニュー・モンテーニュ30番地で始めたメゾンです。翌年の最初のコレクションで示したシルエットは「New Look」と呼ばれ、現在もBarジャケットなどに受け継がれています。

本記事では、ブランド名の由来、30モンテーニュから始まる歴史、シルエットとカナージュに見られるデザインの特徴、レディ ディオールやサドルなどの代表作を、ディオール公式情報で確認できる範囲に絞って整理します。

公式情報で確認した基本情報

公式名称
DIOR
創業年
1946年
創業者
クリスチャン・ディオール
発祥国・地域
フランス・パリ
主な公式カテゴリ
オートクチュール、プレタポルテ、バッグ・レザーグッズ、シューズ、アクセサリー、ファインジュエリー、時計、ホーム、フレグランス、メイクアップ、スキンケア
公式情報の確認日
2026-09-05

ブランド名の由来と読み方

公式名称は「DIOR」、日本語では「ディオール」と読みます。名称は創業者クリスチャン・ディオールの姓に由来します。

ブランドの歴史を理解するうえで重要なのが、パリのアヴェニュー・モンテーニュ30番地です。クリスチャン・ディオールは、隣接する28番地と30番地の建物を以前から気に留め、1946年に30番地へメゾンを構えました。創業者名と創業地の双方が、現在のブランド表現に繰り返し登場します。

公式情報でたどる歴史年表

  1. 1865年

    30モンテーニュの建物が建つ

    後にメゾンの中心となるアヴェニュー・モンテーニュ30番地の建物が、ワレフスキ伯爵のために建てられました。

  2. 1946年

    30モンテーニュにメゾンを構える

    クリスチャン・ディオールがパリのアヴェニュー・モンテーニュ30番地に拠点を定め、室内装飾をヴィクトル・グランピエールに託しました。

  3. 1947年2月12日

    最初のコレクションを発表

    30モンテーニュのサロンで1947年春夏コレクションを発表し、CorolleとEn 8という2つのラインを示しました。

  4. 1947年

    New Lookの呼称が生まれる

    発表された新しいシルエットを見た米国版Harper's Bazaar編集長カーメル・スノウの言葉から、New Lookという呼称が広まりました。

  5. 1950年

    世界へ展開する段階へ

    30モンテーニュ公式沿革では、1950年をメゾンが世界へ展開する節目として位置づけています。

  6. 1995年

    後のレディ ディオールがダイアナ元妃へ

    パリを訪れたダイアナ元妃にバッグが贈られ、その後、愛用者への敬意からレディ ディオールと呼ばれるようになりました。

  7. 1999年

    サドルが登場

    馬の鞍を思わせる輪郭をもつサドルが初めて発表され、その後も各コレクションで再解釈されています。

年表は参考資料欄に掲載した公式情報で確認できた出来事だけを掲載しています。

ディオールのデザインとものづくりの特徴

身体の線を設計するNew Look

1947年の最初のコレクションで発表されたCorolleとEn 8は、New Lookという呼称につながりました。現在の公式説明でも、BarジャケットはNew Lookを象徴する存在として扱われています。肩、ウエスト、裾のバランスで全体の輪郭をつくる考え方が、ディオールの服を理解する入口になります。

構築性と柔らかさの両立

ディオール公式は、現代のシルエットを「しなやかさ」と「構造」の均衡として表現しています。服だけでなく、バッグでも面の張り、曲線、持ち手や金具の配置によって整った輪郭をつくります。

カナージュと再解釈

格子状のカナージュは、Barジャケットのキルティングやレディ ディオールなどに現れる視覚的なコードです。一度生まれた形や模様を素材、サイズ、用途の違いに合わせて更新していく点も特徴で、レディ ディオールやサドルは継続的に再解釈されています。

現在の主な製品カテゴリ

ファッション部門では、ウィメンズとメンズのプレタポルテ、バッグとレザーグッズ、シューズ、アクセサリー、ファインジュエリー、時計、ホーム製品などを展開しています。30モンテーニュの公式紹介でも、オートクチュール、ハイジュエリー、暮らしと贈答、ビューティといった複数の領域が一つのメゾンとして示されています。

ビューティ部門は、フレグランス、メイクアップ、スキンケア、スパを案内しています。衣服のシルエットを起点としながら、装うための製品から香り、美容、生活空間まで領域を広げているブランドです。

歴史を形づくった主な人物

クリスチャン・ディオール

創業者。1946年に30モンテーニュへメゾンを構え、翌年の最初のコレクションでCorolleとEn 8のラインを発表しました。

ヴィクトル・グランピエール

30モンテーニュの内装を担った装飾家です。公式沿革では、クリスチャン・ディオールが好んだ、新古典主義的で簡潔かつ現代的な雰囲気を形にした人物として紹介されています。

カーメル・スノウ

当時の米国版Harper's Bazaar編集長。最初のコレクションを見た際の言葉が、New Lookという呼称のきっかけになりました。

ダイアナ元妃

1995年に贈られたバッグを愛用し、その存在がレディ ディオールという名称につながりました。製品名と人物の関係が公式に詳しく記録されている代表例です。

自社撮影写真で見るデザイン

ディオールのゴールドカラーのコスメポーチと外箱を撮影した写真
コスメポーチと外箱。ファッションだけでなく、フレグランスやメイクアップを展開するディオールの製品領域の広さが分かります。
ディオールのトロッター柄キャンバス製二つ折り財布を正面から撮影した写真
反復ロゴを織り込んだトロッター柄の二つ折り財布。曲線的なフラップとD字形金具が小さな面に視線の焦点をつくります。

掲載写真は当サイト運営者が撮影したものです。

知っておきたい用語・ライン・コレクション

30モンテーニュ
1946年にメゾンが構えられ、1947年の最初のコレクションが発表されたパリのアヴェニュー・モンテーニュ30番地です。
New Look
1947年の最初のコレクションで示された新しいシルエットに対して広まった呼称です。
Corolle/En 8
クリスチャン・ディオールが最初のコレクションで名づけた2つのラインです。
Barジャケット
New Lookを象徴するジャケット。公式ページではメゾンのサヴォアフェールを示す存在として紹介されています。
カナージュ
斜線を交差させた格子状の意匠。キルティングやバッグなど複数の製品で用いられます。
レディ ディオール
1995年にダイアナ元妃へ贈られたバッグが、愛用者への敬意から新たな名称を得たものです。
サドル
1999年に初めて登場した、馬の鞍を思わせる非対称な輪郭のバッグです。

よくある質問

ディオールはいつ、どこで創設されましたか?

1946年、クリスチャン・ディオールがフランス・パリのアヴェニュー・モンテーニュ30番地にメゾンを構えました。

New Lookとは何ですか?

1947年の最初のコレクションで発表されたCorolleとEn 8のシルエットに対して広まった呼称です。

30モンテーニュはなぜ重要ですか?

創業時からの拠点であり、1947年の最初のコレクションが発表された場所だからです。

レディ ディオールの名前の由来は何ですか?

1995年に贈られたバッグをダイアナ元妃が愛用したことから、敬意を表してレディ ディオールと呼ばれるようになりました。

ディオールはバッグ以外に何を展開していますか?

衣類、靴、アクセサリー、ジュエリー、時計、ホーム製品に加え、フレグランス、メイクアップ、スキンケアなどを展開しています。

参考資料

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